【茅野市城山】大雨の日は屋根洗浄のベストコンディション!?スレート(コロニアル)屋根の高圧洗浄レポート
皆様こんにちは。長野県諏訪地域(茅野市、諏訪市、岡谷市など)を中心に、見えない下地処理に絶対のこだわりを持つ外装リフォーム専門店あさがお塗装です。
本日は、茅野市城山にて進行中の屋根塗装工事の現場から、塗装前の最重要工程である「高圧洗浄」の様子をレポートいたします。
さて、皆様は塗装工事と聞くと「雨の日はお休みになる」というイメージをお持ちではないでしょうか?確かに、塗料を塗る作業(塗装工程)は、雨の日に絶対にやってはいけません。塗料に水分が混ざり、品質が著しく低下してしまうからです。
しかし、こと「高圧洗浄」という工程においてのみ、実は『大雨の日』が最も作業がはかどる、最高のコンディションなのです。
今回は、大雨の中でスレート(コロニアル)屋根を洗浄する様子とともに、「なぜ大雨が洗浄に最適なのか」、そして「なぜ屋根を徹底的に洗わなければならないのか」について、プロの視点で深く解説いたします。
この記事の目次
1. 衝撃の事実!「大雨の日」が高圧洗浄に最適な2つの理由
本日の茅野市城山は、あいにくの(私たちにとっては恵みの)「大雨」でした。なぜプロの塗装職人は、大雨の日の高圧洗浄を歓迎するのでしょうか。それには、近隣への配慮と作業効率という2つの明確な理由があります。
高圧洗浄機は、想像を絶する水圧で屋根の汚れを弾き飛ばします。その際、長年蓄積されたコケやカビ、古い塗料の削りカスを含んだ「真っ黒な汚水」がミスト状になって広範囲に舞い上がります。もちろん、足場には飛散防止用のメッシュシートを張っていますが、晴れて風の強い日だと、細かいミストがシートを抜けてご近所の洗濯物や車に飛んでしまうリスクがゼロではありません。
しかし、大雨の日であれば、舞い上がろうとする汚水のミストを、上から降ってくる大量の雨水がすべて叩き落としてくれます。これにより、ご近隣への汚水の飛散リスクを極限までゼロに近づけることができるのです。
お皿洗いを想像してみてください。カピカピに乾燥してこびりついたお米はなかなか落ちませんが、しばらく水に浸けておけばスポンジでサッと落ちますよね。屋根の汚れも全く同じです。
晴れの日が続いたカチカチのコケは、屋根材に強力に根を張っています。しかし、大雨によって屋根全体が長時間たっぷりと水分を含むことで、頑固なコケや劣化した旧塗膜が根元から「ふやけた」状態になります。この状態で高圧洗浄を当てると、屋根材を不必要に痛めることなく、根こそぎ綺麗に汚れを剥ぎ取ることができるのです。まさに「洗浄がはかどる」最高の環境というわけです。
2. 【洗浄前】茅野市城山のスレート屋根に繁殖した「コケ」の正体
それでは、実際に高圧洗浄をかける前の、茅野市城山のスレート(コロニアル)屋根の状態を見てみましょう。
【高圧洗浄前の状態】スレート屋根の表面が黒や茶色に変色し、重なり部分にはふさふさとしたコケが大量に繁殖しているのが分かります。
なぜスレート屋根にコケが生えるのか?
スレート(コロニアル)屋根の主成分は「セメント」です。セメント自体には防水性が全くなく、工場で表面に塗られた「塗装(コーティング)」によって水を弾いています。
しかし、新築から10年前後が経過し、紫外線によってこの塗装が劣化してくると、スレート材は雨水をスポンジのように吸い込み、常にジメジメと湿った状態になります。この「常に湿った屋根」が、空気中を舞うコケやカビの胞子にとって絶好の繁殖地(ベッド)となってしまうのです。
コケの根は「酸」を出して屋根材を少しずつ溶かしながら深くまで根を張るため、放置すればスレートはボロボロに崩れてしまいます。
3. 【洗浄中】15MPaの超高圧水流で、汚れと旧塗膜を一掃!
このこびりついた汚れとコケを、ガソリンエンジン駆動の業務用高圧洗浄機で一気に洗い流していきます。
【高圧洗浄の様子①】ノズルの先端から噴射される超高圧の水流を当てると、まるで黒い皮が剥がれるように、下から本来の鮮やかなグリーンのスレート材が顔を出しました。
【高圧洗浄の様子②】大雨の中、カッパを着た職人が屋根の頂上から軒先へ向かって、一枚一枚丁寧に汚れと「死んだ塗膜」を削り落としていきます。
家庭用の洗浄機(ケルヒャーなど)が約7〜8MPaの水圧であるのに対し、私たちが使用する業務用の防音型高圧洗浄機は15MPa(1平方センチメートルあたり約150kgの圧力)という凄まじい威力を誇ります。
写真を見ていただくと一目瞭然ですが、黒く汚れていた部分に水流を当てると、見事なまでに汚れとコケ、そして「粉状に劣化した古い塗料」が剥がれ落ちています。大雨で汚れがふやけているため、洗浄残しがなく、非常にスムーズに作業が進行しました。
4. なぜ洗うのか?塗膜の剥がれを防ぐ「アンカー効果」の秘密
ここで、塗装における最も重要な事実をお伝えします。
高圧洗浄の目的は、単に「屋根を綺麗にして見栄えを良くするため」ではありません。本当の目的は「新しい塗料が屋根材にガッチリと食いつくための『健康な土台』を露出させること」にあります。
もし、先ほどの黒いコケや、チョーキング(白亜化)して粉を吹いた古い塗膜の上に、直接新しいペンキを塗ったらどうなるでしょうか?
新しいペンキは、屋根材そのものではなく、表面に乗っているだけの「汚れ」や「死んだ塗膜の粉」にくっつくことになります。すると、汚れごとペンキが浮き上がり、早いものではたった1年でペリペリと日焼けの皮のように塗装が剥がれ落ちてしまうのです。
高圧洗浄(および必要に応じたケレン作業)によって、不純物を一切合切取り除き、スレート材の素地をむき出しにすることで、次に塗る「シーラー(下塗り材)」が屋根材の奥深くまで浸透します。この塗料が素材の内部に入り込んで楔(くさび)のように固まる力を「アンカー効果」と呼び、これこそが塗装を10年、15年と長持ちさせる唯一の絶対条件なのです。
5. 茅野市の気候とスレート(コロニアル)屋根のメンテナンス
茅野市(城山エリアなど)は、自然豊かで標高が高く、年間を通じて寒暖差が激しい地域です。このような高冷地において、スレート屋根のメンテナンスは他県以上にシビアに考える必要があります。
- 強烈な紫外線による劣化:標高が高い分、紫外線が強く、屋根の塗装(保護膜)の劣化スピードが速くなります。
- 凍害(凍て返り)の恐怖:防水性が切れたスレート屋根が雪や雨の水分を吸い込み、それが冬の夜間に凍結すると、氷の膨張する力でスレート自体が「ミルフィーユ状」に割れてボロボロに崩れてしまいます。
「まだ雨漏りしていないから」と放置していると、スレート自体が割れてしまい、塗装では直せなくなり、数百万円規模の「屋根の葺き替え・カバー工法」が必要になってしまいます。
だからこそ、コケが生え始めたり、色褪せが気になり始めた段階で、あさがお塗装のような「徹底した洗浄と下地処理」を行う業者による塗装メンテナンスが必要不可欠なのです。
6. まとめ:雨の恵みを活かし、最高の下地を作り上げる
今回は、茅野市城山での大雨の中の高圧洗浄レポートをお届けしました。
「雨の日は塗装工事はお休み」というのは半分正解ですが、洗浄工程においては「大雨こそ最大の味方」となります。近隣の皆様にご迷惑をおかけする(汚水を飛散させる)リスクを最小限に抑え、かつ頑固な汚れを根こそぎ落として最高の下地(キャンバス)を作り上げるために、私たちはこの雨を最大限に活かして作業を行いました。
屋根がすっぴんの健康な状態に戻った後は、天候の回復と屋根の「完全乾燥」を待ってから、いよいよ劣化したスレートを内部から固める「シーラー(下塗り)」の工程に入ります。
見えない工程にこそ命を懸ける、あさがお塗装の妥協なき施工。今後の仕上がりにもぜひご期待ください!
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