外壁塗装の打ち合わせで色見本帳をめくっていると、「ND-012」「ND-109」といった記号が目に入ってきます。色の名前ではなく番号。はじめて見ると、少し戸惑う方が多いところです。
私たちあさがお塗装が諏訪市・岡谷市・茅野市でお見積もりにうかがうときも、「この番号って何ですか」「人気の番号はどれですか」とよく聞かれます。今回は、この「ND番号」の読み方と、番号から実際の仕上がりを想像するコツを、茅野市で実際に施工したお宅の写真を交えてお話しします。

ND番号とは、日本ペイントの色見本に付けられた番号のことです
結論から言うと、ND番号は日本ペイントの塗料で使われている色の管理番号です。色見本帳に並んでいる標準色の一つひとつに番号が振られていて、「ND-012」と伝えれば、日本中どこの現場でも同じ色が出せる、という仕組みになっています。
「アイボリー」「ベージュ」のような言葉だと、人によって思い浮かべる色が違ってしまいます。番号なら、そのズレが起きません。塗装業者が番号でやり取りするのは、色を正確に伝えるためです。
ただ、お客様が番号だけで色を決めるのは、正直おすすめしません。理由は次の章でお話しします。
実例:茅野市のお宅で使った「ND012」
番号の話は抽象的になりがちなので、私たちが実際に施工した事例でご覧ください。茅野市のお宅で、外壁に日本ペイントの「パーフェクトトップ ND012」、屋根に「ファインルーフSi(ブラック)」を使わせていただきました。


ND012は、白に近い淡いグレーです。単体で見ると地味に感じるかもしれませんが、屋根の黒やサッシの色と組み合わさると、こうして上品にまとまります。派手さで勝負する色ではなく、家全体のバランスを整えるタイプの色です。
この「単体で見た印象」と「家に塗ったときの印象」の差が、色選びでいちばん多い誤算のもとです。
小さな色見本と、実際の壁はちがって見えます
ここは正直にお伝えしておきたいところです。色見本帳の小さなチップで見た色と、家一軒に塗った色は、同じ番号でも印象がかなり変わります。
- 面積が大きくなると、明るい色はより明るく、白っぽく見える
- 暗い色は、より暗く重たく見える
- 屋外の日光の下では、室内で見たときより白っぽく飛んで見える
- 北面と南面でも、日の当たり方で印象が変わる
「思ったより白かった」「イメージより暗くなった」というお声は、たいていここから生まれます。色の詳しい選び方は、外壁の色選びで失敗しないコツの記事でもまとめていますので、あわせてご覧ください。
カラーシミュレーションで、番号を「家の姿」に変える
この誤算を防ぐために、私たちはカラーシミュレーションをお使いいただいています。お客様の家の写真に、検討中の色を実際に乗せて、仕上がりのイメージを塗る前に見ていただくものです。
「ND012とND-109で迷っている」というときも、両方を家に乗せて並べれば、どちらが好みか一目で決まります。番号を見比べて悩むより、ずっと早くて確実です。
あわせて、塗る面積の大きい部分は現物の大きめの見本を屋外で確認していただくと、なお安心です。
番号を絞り込むときに、あわせて考えたいこと
色は好みで選んでいただくのがいちばんですが、諏訪地域で長く住まわれることを考えると、次の3点も判断材料になります。
- 汚れの目立ちにくさ——真っ白と真っ黒は、砂ぼこりや雨だれが目立ちやすい色です。淡いグレーやベージュは、その点で扱いやすい色になります
- 屋根やサッシとの相性——外壁の色は単独では決まりません。屋根・雨樋・サッシ・玄関ドアの色を含めた全体で見ます
- 周囲の家並みとの調和——ご近所の中で浮かないか。これは実際に現地に立ってみないと分からない部分です
診断でうかがったときに、家の向き・日当たり・周囲の様子を見ながら、番号の候補を一緒に絞り込んでいきます。
よくあるご質問
ND番号は、日本ペイント以外の塗料でも使えますか?
ND番号は日本ペイントの色番号なので、そのまま他メーカーの塗料に使うことはできません。ただし、多くのメーカーは近い色を調色で再現できます。「この色に近づけたい」というご相談は可能ですので、お気軽にお申し付けください。
ND012はどんな家に向いていますか?
白に近い淡いグレーなので、屋根やサッシに濃い色が入っている家と相性が良い色です。茅野市の事例では、黒い屋根と組み合わせてモダンな印象に仕上がりました。逆に、屋根も薄い色の場合は全体がぼやけることがあるため、屋根の色とセットで検討することをおすすめします。
見本帳にない色にはできますか?
調色(色を混ぜて作ること)で対応できる場合があります。ただし標準色より費用や納期がかかることがあり、また調色した色は後日まったく同じ色を再現するのが難しくなります。部分補修の可能性も考えると、標準色から選んでいただくほうが後々は安心です。
カラーシミュレーションだけお願いできますか?
現地診断・お見積もりとあわせてご利用いただいています。まずは一度、家の状態を見せていただくところから始めさせてください。診断とお見積もりは無料です。
まとめ
ND番号は、色を正確に伝えるための日本ペイントの色番号です。便利な仕組みですが、番号や小さな見本だけで決めると、塗り上がってから「思っていたのと違う」となりがちです。
気になる番号がいくつかあるなら、カラーシミュレーションで家に乗せて見比べてみてください。迷っている時間が、ぐっと短くなります。
諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村で、現地診断・お見積もりは無料です。
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色のご相談だけでも構いません。1級塗装技能士が、家の向きや周囲の様子まで見たうえで、正直にお伝えします。