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【屋根塗装の罠】古い板金屋根の「旧塗膜」は剥がれる!?プロが電動工具でケレン(目荒らし)にこだわる理由





【屋根塗装の罠】古い板金屋根の「旧塗膜」は剥がれる!?プロが電動工具でケレン(目荒らし)にこだわる理由







【屋根塗装の罠】古い板金屋根の「旧塗膜」は剥がれる!?プロが電動工具でケレン(目荒らし)にこだわる理由



更新日:2026年7月13日 | カテゴリー:屋根塗装 / ケレン・下地処理 / 現場レポート





皆様こんにちは。長野県諏訪地域(諏訪市、茅野市、岡谷市など)から山梨県北杜市まで、見えない下地処理にこそ魂を込める外装リフォーム専門店「あさがお塗装」です。



現在、新築住宅の金属屋根といえば、サビに非常に強い「ガルバリウム鋼板」が主流となっています。しかし、ガルバリウム鋼板が普及する前(概ね築25年以上の住宅)に建てられた家屋の多くは、「亜鉛板金屋根(いわゆるトタン屋根など)」が使用されています。



この亜鉛板金屋根は、定期的に塗装をして表面を保護してあげないと、あっという間に真っ赤にサビて穴が開いてしまう非常にデリケートな屋根材です。

そして、この古い屋根の塗り替えにおいて、塗装職人を最も悩ませる「ある厄介な問題」が存在します。それは、サビそのものよりも『今はしっかり密着しているように見える古い塗料(旧塗膜)』の存在です。



本日は、塗装後数年で屋根がペリペリと剥がれてしまう恐ろしいメカニズムと、それを未然に防ぐためにあさがお塗装が実践している「電動工具を使った徹底的なケレン・目荒らし」の現場レポートをお届けいたします。







1. 現場レポート:亜鉛板金屋根のサビと徹底的な「ケレン」作業



まずは、現在施工中の屋根塗装現場の様子をご覧ください。ガルバリウム鋼板普及前に施工された亜鉛板金屋根で、前回の塗装から年月が経過し、広範囲にわたって赤サビが発生している状態でした。





屋根塗装 ケレン作業 電動サンダー マキタ
【電動サンダーによる強力なケレン】
マキタ製のランダムオービットサンダー(電動研磨機)を使用し、屋根材の表面に発生した赤サビや、すでに浮き上がっている古い塗膜を根こそぎ削り落としていきます。



屋根塗装 ケレン作業 長柄の研磨パッド
【手作業での目荒らし・清掃】
サンダーが入らない板金の折り目や広範囲の平面に対しては、長柄の研磨パッドを用いて、職人が体重をかけながら一枚一枚手作業で磨き上げます。



屋根 ケレン作業 隅の処理
【細部の徹底処理】
軒先や障害物(樹木)が近い端の部分も決して手を抜きません。サビを1ミリでも残せば、そこから再びサビが爆発的に広がってしまうからです。





塗装業界では、この「塗る前のサビ落とし・研磨作業」のことを「ケレン(ケレン掛け)」と呼びます。古い亜鉛板金屋根を長持ちさせるためには、どんな高級塗料を塗るかよりも、このケレン作業にどれだけの時間と労力をかけられるかが100%の鍵を握っています。





2. 塗料の密着力を極限まで高める「目荒らし」の重要性



ケレン作業の目的は「サビを落とすこと」だけではありません。もう一つの極めて重要な目的が「目荒らし(めあらし)」です。




「目荒らし」によるアンカー効果(投錨効果)


金属の表面はツルツルしているため、そのままペンキを塗ってもツルッと滑ってしまい、テープをガラスに貼った時のように簡単に剥がれてしまいます。



そこで、電動サンダーや研磨パッドを使って、屋根の金属表面にあえて無数の「微細な傷」をつけます。

この傷の凹凸に、新しく塗るサビ止め塗料(エポキシ樹脂プライマーなど)が流れ込んでガッチリと噛み合うことで、塗膜が強固に密着します。これを船のイカリに例えて「アンカー効果」と呼びます。




目荒らしをサボる(または手抜きする)業者が塗装した屋根は、諏訪や北杜市の厳しい冬の凍結や、屋根の上の雪が滑り落ちる際の摩擦に耐えきれず、わずか1〜2年で無惨に剥がれ落ちてしまいます。





3. 【警告】プロを悩ませる厄介な罠。「今は密着している旧塗膜」



サビを落とし、目荒らしをすれば完璧かというと、実は古い亜鉛板金屋根にはもう一つ、プロの塗装職人を最も悩ませる「最大の罠」が潜んでいます。



それは、『今はまだ屋根にしっかりと密着しているように見える、過去の塗装(旧塗膜)』の存在です。




旧塗膜を残して塗るか、すべて剥がすかのジレンマ


ケレン作業を行っていると、すでにペリペリと剥がれかけている塗膜は簡単に削り落とせます。しかし、10年前、20年前に塗られた古い塗料の中には、サンダーを当ててもなかなか削り落ちない「しぶとく密着している部分」が必ず存在します。



「しっかりくっついているなら、その上から新しいペンキを塗ればいいのでは?」と思うかもしれません。悪徳業者や知識のない業者は、迷わずそのまま上塗りをして終わらせます。しかし、これが数年後の悲劇を生むのです。






4. なぜ数年後に剥がれる?新しい塗膜が古い塗膜を引き剥がすメカニズム



今はしっかり密着しているように見える旧塗膜も、実は10年以上の紫外線ダメージによって、目に見えないレベルで劣化し、「屋根の金属にしがみつく力」は限界ギリギリまで低下しています。



塗膜が剥がれる恐怖のメカニズム



  1. 限界まで劣化した古い塗膜の上に、耐久性の高い「強力な新しい塗料」を塗ります。

  2. 新しい塗料は、乾燥して固まる際や、夏の暑さ・冬の寒さによって「強い力で収縮(縮む)」します。

  3. この新しい塗料の強い収縮パワーに、下敷きになっている古い塗膜が耐えきれなくなります。

  4. 結果として、新しい塗膜が古い塗膜を道連れにして(下から根こそぎ引き剥がして)、屋根から大きく剥がれ落ちてしまうのです。




この「旧塗膜からの剥離」は、どんなに高級な最新塗料を塗っても防ぐことはできません。下地(古い塗膜)が弱ければ、上の建具(新しい塗膜)ごと崩壊してしまうのです。これが、古い板金屋根の塗装が「厄介」と言われる最大の理由です。



だからこそ、あさがお塗装では、「今は密着していても、触診や打音で『少しでも怪しい・将来剥がれる可能性がある』と判断した旧塗膜は、電動工具で徹底的に削り落とす」という、極めて泥臭く、時間と労力のかかる下地処理を妥協なく行っているのです。





5. まとめ:古い屋根の塗装は「塗る技術」より「剥がす・磨く技術」で決まる



本日は、ガルバリウム鋼板普及前の「亜鉛板金屋根」における、旧塗膜の剥がれリスクと、ケレン・目荒らしの重要性について解説いたしました。



屋根の塗装工事は、お客様が下から見上げても「どんな下地処理が行われたか」が全く分からない工事です。

「安かったから」という理由で選んだ業者が、厄介な旧塗膜の処理を怠り、上からサッと塗っただけで終わらせてしまったら。数年後、屋根は無惨に剥がれ、結局は高額な「屋根の張り替え(カバー工法など)」を行わざるを得なくなります。



私たち「あさがお塗装」は、一級塗装技能士のプライドにかけて、数年後の剥がれを見越した徹底的な「ケレン(剥がす・磨く作業)」をお約束いたします。

もし、ご自宅の屋根が古いトタンや亜鉛板金で、「サビが目立ってきた」「前回の塗装から10年以上経っている」という場合は、手遅れになる前にぜひ私たちにご相談ください。





金属屋根のサビ・剥がれ・再塗装のご相談は「あさがお塗装」へ



「我が家の屋根はガルバリウム?それとも古い板金?」「数年前に塗った屋根が剥がれてきた」

専門知識を持つスタッフが、ドローンを用いて安全かつ正確に屋根の材質と劣化状況を診断し、再剥離を防ぐ最適な修繕プランをご提案いたします。



現地調査・ドローン診断・お見積もりはすべて無料です。






【主な対応エリア】

長野県:諏訪市、茅野市、岡谷市、下諏訪町、富士見町、原村(諏訪6市町村)

山梨県:北杜市全域(明野、須玉、高根、長坂、大泉、白州、武川、小淵沢)



地域密着 あさがお塗装

長野県知事許可(般-1)第25821号 / 1級塗装技能士所属

建築物石綿含有建材調査者 / 二等無人航空機操縦士