【結論から言います】塗装できない屋根(パミール等)は「カバー工法」が最適解。剥がれる恐怖と正しい解決策
皆様こんにちは。長野県諏訪地域(諏訪市、茅野市、岡谷市など)から山梨県北杜市まで、「朝から笑顔」をモットーに建物の長寿命化を誠実に追求する外装リフォーム専門店「あさがお塗装株式会社」です。
「見積もりを頼んだら、うちの屋根は塗装できないタイプだと言われた…どうすればいいの?」
突然の宣告に、大きな不安を抱えているお施主様。まず、結論から申し上げます。
1990年代後半〜2000年代前半に建てられた住宅に潜む「塗装できない屋根材(初期ノンアスベストスレート)」。これに対する最も賢く、最もコストパフォーマンスに優れた解決策は、上から新しい金属屋根を被せる「屋根カバー工法(重ね葺き)」です。
絶対に「無理やり塗装する」という選択はしないでください。数ヶ月で塗膜ごと剥がれ落ち、完全に工事費用が無駄になります。カバー工法であれば、既存のボロボロの屋根を撤去する莫大な費用を抑えつつ、新築以上の強靭な防水性と断熱性を手に入れることができます。
本記事では、一級塗装技能士の視点から、なぜ「カバー工法が最適」と言い切れるのか、そして、絶対に塗装をしてはいけない「該当する屋根材の一覧」とその恐ろしい崩壊のメカニズムを徹底的に解説いたします。
目次
1. なぜ最適?プロが「カバー工法」を強く推奨する3つの理由
塗装ができないと診断された場合、選択肢は「屋根カバー工法」か「全面葺き替え(ふきかえ)」の2択になります。その中で、あさがお塗装をはじめとする優良業者が「カバー工法」を最適解として提案するのには、明確な理由があります。
- ① 撤去・処分費用が浮く(低コスト): 全面葺き替えの場合、既存の屋根材を剥がして産業廃棄物として処分する莫大な費用がかかります。カバー工法はそのまま上から被せるため、この「数十万円の無駄な出費」を大幅にカットできます。
- ② 断熱性・遮音性が向上する: 古い屋根材の上に新しい防水シート(ルーフィング)と金属屋根(ガルバリウム鋼板など)が重なるため、屋根が二重構造になります。結果として、夏の厳しい暑さや雨音が軽減され、室内の快適性が劇的に向上します。
- ③ アスベスト飛散の心配がゼロ: 対象となるのはノンアスベスト屋根材ですが、ごく稀に微量のアスベストが含まれているケースもあります。カバー工法なら屋根材を削ったり壊したりしないため、有害物質が近隣へ飛散するリスクが完全にゼロです。
※ただし、雨漏りが進行しており、屋根材の下にある木材(野地板)まで腐朽している場合は、ビスが効かないためカバー工法はできず、すべてを撤去する「葺き替え工事」が必要になります。
2. 要注意!絶対に塗装してはいけない代表的な屋根材一覧
そもそも、なぜ「塗装できない屋根」が存在するのでしょうか。それは、1990年代後半から2000年代前半にかけて、建材メーカーが「アスベスト(石綿)」の使用を急遽中止し、無石綿へと移行した過渡期の製品だからです。アスベストという強力な「つなぎ」を失った初期の製品は、強度が不足し、経年でボロボロに崩れるという構造的な欠陥を抱えていました。
ご自宅の図面や仕様書に以下の名称がある場合は、塗装不可となります。
| メーカー名(当時) | 屋根材の名称 | 主な劣化症状・特徴 |
|---|---|---|
| ニチハ | パミール | 層間剥離(ミルフィーユ状の剥がれ)、先端のボロボロな崩れが顕著に現れます。業界内で最も有名な塗装不可屋根材です。 |
| クボタ (現:ケイミュー) |
コロニアルNEO | 規則性がなく、ランダムで大きなひび割れや欠けが多数発生します。 |
| ザルフ | 無数の細かいひび割れが入り、進行するとパミール同様に層間剥離を起こします。 | |
| アーバニー (※ノンアスベスト品) |
スリット(切り込み)が入ったデザインが特徴。そのスリット部分から割れや落下が発生します。 | |
| レサス | 著しいひび割れが発生し、強風時に屋根材が欠落する危険性が高い製品です。 | |
| グリシェイドNEO | コロニアルNEOと同様に、大きな亀裂や端部の欠けが発生しやすい特徴があります。 | |
| セキスイ | セキスイかわらU (※ノンアスベスト品) |
かつての大ヒット商品ですが、ノンアスベスト化以降の製品は、塗膜の著しい剥離や屋根材自体の崩壊・割れが多発します。 |
3. 見逃し厳禁!塗装NGな屋根に現れる「ミルフィーユ現象」
これらの欠陥屋根材には、通常の経年劣化(色あせや苔の発生)とは全く異なる、恐ろしいSOSサインが現れます。
① 層間剥離(ミルフィーユ現象)
パミール等に多く見られる症状で、屋根材の先端(小口)から、まるでパイ生地やミルフィーユのように、薄く何層にもめくれ上がって剥がれてきます。屋根材を形成している層と層の接着力が完全に失われている証拠です。
② 激しい欠け・ひび割れ
コロニアルNEOやレサスに多く見られます。本来人が乗っても割れないはずの屋根材が、強風やわずかな衝撃で大きく欠け落ちたり、亀裂が入ったりします。破片が雨樋に詰まったり、庭に落ちてきたりすることもあります。
4. なぜ塗ってはいけない?「お金の無駄」になる決定的な理由
「ボロボロになっているなら、強力な接着剤(シーラー)で固めて、上から厚くペンキを塗って保護すれば良いのでは?」と考えるのは大変危険です。塗装を強行すると、お客様からいただいた工事費用が100%無駄になります。
理由①:高圧洗浄の水圧で屋根が粉砕する
塗装を行う前には、必ず業務用の高圧洗浄機で屋根の汚れを洗い流します。しかし、ミルフィーユ状に脆くなった屋根材に強力な水圧を当てると、屋根材自体が耐えきれずにボロボロと粉々に砕け散ってしまいます。
理由②:高級な塗料を塗っても、数ヶ月で「屋根ごと」剥がれる
仮に、超強力な下塗り材を塗り、最高峰の無機塗料で仕上げたとします。表面は一時的にピカピカに美しくなります。
しかし、根本的な問題は「屋根材自体の層が内部で剥がれていること」です。数ヶ月もすれば、高価な塗料が密着した一番上の層ごと、下からペリペリと剥がれ落ちてしまいます。下地そのものが崩壊しているため、上にどれほど良い塗料を塗っても全く意味をなさないのです。
5. 【警告】「うちなら塗れますよ」と甘い言葉を囁く悪徳業者
最も恐ろしいのは、この「塗れない屋根(パミール、コロニアルNEOなど)」の知識を持たない未熟な業者や、知っていてわざと隠す悪徳業者の存在です。
彼らは、カバー工法を提案すると見積もり金額が高くなり、相見積もりで他社に負けてしまう(契約が取れない)ことを恐れます。そのため、「うちの特別な塗料なら塗れますよ」「安く塗装で済ませましょう」と甘い言葉を囁き、無理やり塗装工事の契約を迫ります。
結果は火を見るより明らかです。数年以内に屋根は塗膜ごと剥がれ落ち、雨漏りが発生。再施工のために足場を組み直し、結局高額なカバー工法をやり直すことになります。最初から正しい診断を受けていれば防げたはずの、最悪の二重出費です。
6. まとめ:正確な診断ができる専門家を選ぶことの重要性
本日は、塗装業界における重要な真実「塗装ができない屋根材」の存在と、その最適な解決策である「屋根カバー工法」について解説いたしました。
私たち「あさがお塗装株式会社」が一級塗装技能士として、時に「お宅の屋根は塗装できません」と厳しい事実をお伝えするのは、お客様の大切なご資金を無駄にせず、建物を根本から守り抜くための誠意です。
ご自宅の屋根が1990年代後半〜2000年代前半に建てられたもので、「先端が剥がれている」「欠けている」といった症状があれば、絶対に安易な塗装契約は結ばないでください。建材の歴史と構造を深く理解し、塗装だけでなくカバー工法や板金工事まで総合的な診断・提案ができる「本物の専門家」に調査を依頼することが、ご家族の資産を守る第一歩です。
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「築20年近くになるが、自分の家の屋根材が何かわからない」「ミルフィーユのように剥がれている気がする」
ご不安な方は、あさがお塗装にご相談ください。国家資格を持つスタッフがドローンを用いて安全に屋根を撮影し、お使いの屋根材の種類と、「塗装か?カバー工法か?」の正確な真実を無料でお伝えいたします。
現地調査・ドローン診断・お見積もりはすべて無料です。
【主な対応エリア】
長野県:諏訪市、茅野市、岡谷市、下諏訪町、富士見町、原村、塩尻市、松本市など
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建築物石綿含有建材調査者 / 二等無人航空機操縦士


