【下諏訪町】亜鉛葺き屋根の凄まじい塗膜剥離。プロが語る「剥がれのリスク」と執念の3段階ケレン
皆様こんにちは。長野県諏訪地域(下諏訪町、諏訪市、岡谷市など)を中心に、見せかけの塗装ではなく、建物の現状を科学的に分析し「真の耐久性」を追求する外装リフォーム専門店「あさがお塗装株式会社」です。
昨年ご契約をいただいておりました長野県下諏訪町のお客様の現場にて、いよいよ本日から屋根のケレン作業(サビ落とし・旧塗膜の除去)がスタートいたしました。
今回の屋根は「亜鉛葺き(あえんぶき)屋根」、いわゆるトタン屋根です。事前の調査でも把握しておりましたが、実際に作業に入ってみると、既存の塗膜の「剥離(はくり:剥がれ)」が想像以上に凄まじい状態でした。
塗装業者の中には、「どんな屋根でも綺麗に塗れます!絶対に剥がれません!」と調子の良いことばかりを言う業者がいます。しかし、私たちは建物を守るプロフェッショナルとして、お客様に嘘をつくことはできません。本日は、この凄まじい剥離の原因と、亜鉛屋根特有の「どんなに目荒らしをしても、将来的に剥がれるリスクがゼロにはならない」という不都合な真実について、正直にお話しいたします。
その上で、そのリスクを極限までゼロに近づけるために、私たちが現場でどれほど過酷で徹底的な「ケレン作業」を行っているのかを、実際の施工写真とともに解説いたします。
目次
1. なぜ塗膜がボロボロに?「亜鉛」と「塗料」の最悪の相性
現在、現場で起きている凄まじい「塗膜の剥離」。その根本的な原因は、屋根材そのものの素材である「亜鉛(あえん)」にあります。
いわゆるトタン屋根は、鉄板がサビないように表面に「亜鉛のメッキ」を施したものです。亜鉛は鉄をサビから守る点では非常に優秀なのですが、「塗料(油分や樹脂)との相性が極めて悪い(密着しにくい)」という致命的な弱点を持っています。
ツルツルとした亜鉛の表面に塗料を密着させるためには、塗装前に表面を傷つけて凹凸を作る「目荒らし(足付け)」を徹底的に行い、さらに亜鉛に特化した特殊な下塗り材(エッチングプライマーや専用のエポキシ樹脂)を使用しなければなりません。
今回これほどまでに塗膜が剥がれ落ちているのは、「前回の塗装工事の際、この目荒らし(下処理)が全く足りていなかった」、あるいは「亜鉛に適さない安価な塗料が使われていた」ことが最大の原因であると断言できます。
2. プロからの正直な告白「剥がれるリスクはゼロではない」
ここで、皆様にどうしてもお伝えしなければならない「真実」があります。
今回、私たちがどれだけ死に物狂いで表面の目荒らしを行い、最高級のサビ止め塗料を塗ったとしても、「前回の不良塗膜」が屋根材に少しでも残っている限り、将来的にその古い塗膜ごと新しい塗料が剥がれ落ちてしまうリスクは残ります。
また、亜鉛自体が酸化して生成される「白サビ」も、塗膜を押し上げて剥がす原因となります。つまり、一度でも下処理に失敗した亜鉛屋根の塗り替えは、「どんなに完璧な施工をしても、剥がれるリスクを完全にゼロにすることは構造上不可能」なのです。
「絶対に剥がれません」と嘘をついて仕事を取ることは簡単です。しかし、数年後にお客様を悲しませるような無責任な約束はできません。リスクがあることを正直にお伝えした上で、「そのリスクを1%でも0.1%でも減らすために、考え得る最高の技術と労力を注ぎ込む」。それが、あさがお塗装のスタンスです。
3. リスクを極限まで減らす!執念の「3段階ケレン作業」
その剥がれのリスクを極限まで抑え込むため、本日の現場では、職人たちが文字通り泥だらけになりながら「3種〜4種ケレン」と呼ばれる過酷な下地処理を行っています。単一の道具ではなく、症状に合わせて3つの道具を使い分ける執念の作業です。
【第1段階】ワイヤーカップサンダー(電動工具)を使用し、激しい赤サビや、完全に浮き上がっている旧塗膜を物理的に粉砕し、削り飛ばします。
【第2段階】機械では弾き飛ばせない、しかし密着力を失ってパカパカと浮いている塗膜を、「皮スキ(スクレーパー)」を使って一枚一枚手作業で削り落とします。
【第3段階】最後に「マジックロン(研磨パッド)」を使用し、屋根全体を力強く擦り、新しい塗料が食いつくための「目荒らし(微細な傷つけ)」を徹底的に行います。
ご覧の通り、機械の力だけに頼るのではなく、職人の手と目を使って「剥がれそうな塗膜」を徹底的に排除しています。前回の業者が手を抜いた「下処理」のツケを、私たちが倍以上の時間と労力をかけて清算しているのです。
4. 明日の「雨」を味方につける。戦略的な高圧洗浄
これほど凄まじいケレン作業を行うと、屋根の上には削り落とされた大量のサビの粉や、古い塗膜のカスが散乱します。これらを完全に除去しなければ、塗装を行うことはできません。
天気予報によると、明日の午後から下諏訪町は「雨」になる見込みです。普通なら「雨だから工事は休み」となるところですが、この粉塵だらけの屋根にとって、明日の雨は絶好のチャンスです。
明日の雨天を狙い、業務用の高圧洗浄機を用いて屋根全体の洗浄を行います。雨が降っていることで、高水圧で洗い流されたサビの粉塵や汚水が空気中に飛散することなく、雨水と一緒に雨樋を通ってスムーズに流れ落ちてくれます。近隣の皆様へ粉塵が飛んでいくご迷惑を最小限に抑えるための、戦略的なスケジュール調整です。
5. まとめ:困難な屋根から逃げない、あさがお塗装の覚悟
本日は、下諏訪町の亜鉛葺き屋根のケレン現場より、塗膜剥離の恐ろしいメカニズムと、それを迎え撃つ執念の下地処理について解説いたしました。
「一度塗装に失敗した亜鉛屋根」の塗り替えは、どんな熟練の職人にとっても非常に神経を使う、困難なミッションです。しかし、だからといって見て見ぬ振りをしたり、手抜きで上塗りをして誤魔化したりすることは、私たちの誇りが許しません。
お客様にリスクを正直にお伝えし、考え得るすべての技術(電動工具、皮スキ、マジックロンの併用)を駆使して、可能な限り長持ちする強靭な塗膜を形成する。明日の高圧洗浄を経て、いよいよ強力な2液型エポキシサビ止めによる塗装へと進んでまいります。困難な屋根がどのように蘇るのか、今後のレポートにぜひご期待ください。
下諏訪町・諏訪地域の「剥がれた屋根・外壁」のご相談は専門店へ
「前回の塗装が数年で剥がれてしまった」「トタン屋根のサビがひどい」
一度失敗してしまった外装リフォームのやり直しには、正しい化学的知識と高度な下地処理技術が必要です。他社で断られたり、仕上がりに不安がある方も、まずはあさがお塗装にご相談ください。
現地調査・劣化原因の究明・お見積もりはすべて無料です。
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