【店舗内装塗装】パテ・コーキング処理の極意と「3分艶仕上げ」が創る極上のフィットネス空間|長野市篠ノ井
皆様こんにちは。長野県全域および山梨県において、品質と納期に厳しい商業施設・店舗の塗装工事を多数任せていただいている「あさがお塗装株式会社」です。
現在、長野市篠ノ井にて急ピッチで進められております、24時間営業のフィットネスジム「エニタイムフィットネス」様の新店舗改修工事。前回のブログでは、大量の塗料搬入とジャスト・イン・タイムの現場管理についてお伝えいたしました。
本日は、塗装職人の真の腕が試される内装塗装のコア工程、「パテ処理」および「コーキング処理」という下地作りの全貌と、フィットネスジムの壁面として最適な「グロス3分艶(さんぶづや)仕上げ」の機能美について、現場の最新写真とともに徹底解説いたします。
「なぜ、新しく貼られた綺麗なボードの上に、わざわざ時間をかけてパテを塗る必要があるのか?」「内装塗装において、なぜ艶(つや)の選択が重要なのか?」。 店舗設計・施工会社(元請け)の皆様や、施設の美観維持に関心をお持ちのオーナー様にとって、施工業者の技術力を見極めるための重要な指標となる内容です。ぜひ最後までご一読ください。
目次
1. 内装塗装の命運を握る「パテ処理」の重要性
店舗の内装工事において、大工さんが軽量鉄骨(LGS)を組み、その上に「石膏ボード(プラスターボード)」を貼った状態から、私たち塗装職人の仕事がスタートします。
ボードの継ぎ目とビス穴を「なかったこと」にする作業
写真の黄色い壁面に見える、白い帯状や点状の模様。これが「パテ処理」を施した跡です。
石膏ボードは1枚の決まったサイズの板であるため、広い壁を作る際には必ず板と板の間に「継ぎ目(ジョイント)」が生じます。また、ボードを固定するための「ビス穴」も無数に存在します。 これらの段差や穴をそのままにして上から塗料を塗ってしまうと、壁中が継ぎ接ぎだらけの非常に見栄えの悪い仕上がりになってしまいます。
この段差を専用のパテ(粘土状の充填材)で埋め、ペーパー(ヤスリ)で削って周囲と完全に平ら(平滑)にする作業がパテ処理です。内装塗装において、この工程に費やす時間と労力は、実際に塗料を塗る時間の何倍にも及びます。
2. 照明が暴く下地の粗。平滑な壁面を創り出す職人技
パテ処理は「ただ穴を埋めれば良い」という単純な作業ではありません。そこには、光の反射までを計算した高度な職人技が求められます。
パテは乾燥すると水分が抜けて体積が減り、わずかに凹む(痩せる)性質があります。そのため、1回塗っただけでは完全に平らにはなりません。
あさがお塗装では、痩せの少ない下塗り用パテで深い穴を埋め、次に中塗り用パテで幅を広げながら段差をなだらかにし、最後に粒子の細かい上塗り用パテで表面を極限まで滑らかに仕上げるという、複数回にわたるパテ打ちと研磨を徹底しています。
ダウンライトや間接照明に耐えうる壁面へ
フィットネスジムや商業施設では、空間を演出するために壁面に沿って光を落とすダウンライトや間接照明が多用されます。このような照明は、壁のわずかな凹凸やパテの処理不良(波打ち)を残酷なまでに影として浮かび上がらせてしまいます。
「照明が当たっても、一枚の巨大な壁にしか見えない」。その完璧な平滑面を創り出すために、職人は手のひらの感覚と専用の投光器を使って、ミクロン単位の凹凸を確認しながらパテを仕上げていきます。
3. ひび割れを防ぐ「コーキング処理(隙間埋め)」
パテ処理と並行して行われる重要な下地処理が「コーキング処理」です。
壁と天井が交わる角(入隅)や、ドア枠・窓枠などの建具と石膏ボードが接する部分は、建物のわずかな揺れや温度変化による建材の伸縮によって、最もひび割れ(クラック)が発生しやすい箇所です。
ここに弾力性のあるコーキング材(アクリル系シーリング材など)を充填することで、異なる部材同士の隙間を埋めると同時に、建物の動きを吸収するクッションの役割を持たせます。このコーキング処理を丁寧に行うことで、オープンから数年経っても角に黒い線(隙間)が入らない、美しい空間を維持することができます。
4. 美観とメンテナンス性を両立する「グロス3分艶仕上げ」
緻密な下地処理が完了し、いよいよ内装の仕上げ塗装へと入ります。今回の壁面塗装で採用されているのが「グロス3分艶(さんぶづや)仕上げ」です。(塗料:日本ペイント オーデコートGエコ等)
塗料の「艶(光沢)」には、艶あり(10分艶)、7分艶、5分艶、3分艶、艶消し(フラット)といった段階があります。なぜ、フィットネスジムの壁面に「3分艶」が選ばれるのでしょうか。
機能性:汚れが拭き取りやすい「防汚性」の確保
フィットネスジムの壁面は、トレーニング中の会員様が手をついたり、汗が飛んだり、あるいはマシンの移動時に接触したりと、非常に汚れやすい環境にあります。
「艶消し(フラット)」の塗料は、光を反射せず落ち着いた空間を作れますが、表面に微細な凹凸があるため、手垢などの汚れが入り込みやすく、拭き掃除をするとその部分だけ黒ずんでしまう(あるいはツヤが出てしまう)という弱点があります。
一方、塗料に艶を持たせる(樹脂の比率が高い)と、表面がツルツルと滑らかになります。「3分艶」以上の塗料を使用することで、壁に付着した汚れを雑巾などでサッと拭き取ることが可能になり、日々の清掃メンテナンス性が飛躍的に向上します。
意匠性:テカテカしすぎない「上品な質感」
しかし、汚れを弾くからといって「艶あり(10分艶)」にしてしまうと、壁が照明をギラギラと反射し、まるで工場や倉庫のような落ち着かない空間になってしまいます。
そこで、「汚れの拭き取りやすさ」と「落ち着いた高級感」を最も高い次元で両立できる黄金比が「3分艶」なのです。卵の殻のような、ほんのりとした上品な光沢が、エニタイムフィットネス様が提供する上質なトレーニング空間に完璧にマッチします。
5. まとめ:妥協なき下地処理が、ブランドの品格を具現化する
本日は、エニタイムフィットネス長野篠ノ井店様の現場より、内装塗装の品質を根底から支える「パテ・コーキング処理」と、空間に機能と美しさをもたらす「3分艶仕上げ」について解説いたしました。
店舗の内装塗装は、クロスの貼り替えとは異なり、職人の「手仕事の精度」がそのまま壁の仕上がりに直結する非常にシビアな世界です。パテの研ぎ残しやコーキングのムラは、塗装後に修正することが極めて困難です。
あさがお塗装は、全国展開されるフランチャイズブランドが求める厳格な品質基準を熟知しています。「下地作りに一切の妥協をしない」という職人のプライドが、照明に映える美しい壁面を創り出し、施設を訪れるすべてのお客様に「清潔で上質な空間」という最高のブランド体験を提供いたします。
現場はオープンに向けていよいよ最終局面に差し掛かっています。最後まで安全と品質にこだわり抜き、最高の店舗をお引き渡しできるよう尽力してまいります。
長野・山梨での店舗内装・外装塗装は、あさがお塗装へ
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