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あさがお塗装からのお知らせ

富士見高原リゾート別荘地内改修前の様子
富士見高原リゾート別荘地|外断熱ジョリパット剥離トラブルからの通気工法&鋼板サイディング全面改修 |あさがお塗装

【富士見高原リゾート別荘地】外断熱+ジョリパット外壁が“ベロベロ”に剥離!寒冷地で実際に起きた劣化トラブルと、正しい復旧方法を専門業者が徹底解説

長野県富士見町・富士見高原リゾート別荘地は、標高1000m前後の高原地帯で、夏は涼しく冬は極寒という特殊な気象環境を持っています。 そのため、一般住宅地に比べて外壁・屋根の劣化リスクが高く、特に外壁については「施工方法」や「材料選定」の違いが劣化へ直結しやすいエリアです。

今回ご紹介するのは、富士見高原リゾート内で実際に発生した外壁剥離トラブル。 外断熱(EPSボード)の上にジョリパット仕上げという仕様で建てられた別荘で、竣工後10年〜15年のタイミングで外壁が大規模に剥れてきた案件です。

■ 現地調査の段階で判明した深刻な状態

まず、こちらをご覧ください。

外壁は全体的に「膨れ → 剥離 → 捲れ」が進行し、壁を軽く叩くだけで部分的に“ボコッ”と浮きがわかるほど。 表面のジョリパット層が下地から完全に分離し、写真のようにベロベロと捲れている箇所が多数ありました。

これは完全に構造的な劣化であり、塗装では絶対に直らない状態です。

■ なぜ外断熱+ジョリパットは剥がれやすいのか?

富士見町・原村・茅野市といった寒冷地では、外断熱の施工そのものは問題ありません。 しかし「外断熱の上にジョリパット塗り壁仕上げ」を行う場合、以下のリスクが極端に高くなります。

  • 温度差で外断熱材に膨張収縮が起きる
  • ジョリパット(硬質仕上げ)がその動きに追従できない
  • 結果として、壁表面にひび割れや膨れが発生
  • 寒冷地の凍結融解で内部から破壊される
  • 最終的に「剥離」に進行する

これは寒冷地に多い典型的な剥離トラブルです。 富士見高原は冬季に-10℃〜-15℃まで下がることもあり、外壁にかかるストレスは平地の倍以上です。

■ ジョリパットの性質が寒冷地に合わない理由

ジョリパットは非常に美観性の高い塗り壁材ですが、 「硬質で割れやすい」「柔軟性が低い」という弱点があります。

外断熱(EPSやXPS)と組み合わせるには、本来、

  • 専用のメッシュ伏込
  • 弾性ベースコート
  • 動きに追従する柔軟系仕上げ材

といった「外断熱仕様の下地作り」が必須です。

ところが、今回の別荘ではこの工程が不十分で、 外断熱材とジョリパットの間に「密着」「追従性」の問題が発生していました。

■ 外壁を剥がして調べると…内部は想像以上の状態

実際に浮いている部分を撤去してみると、

  • ジョリパット仕上げが下地ごと落ちてくる
  • 外断熱材の表面が水分を含んで膨れている
  • 釘・ビス周りが凍害で崩れている
  • 透湿防水シートが劣化し防水性能が低下

という状況でした。

これは塗装では改善できず、 外壁の「全面張替え」しか根本的な解決方法がありません。

■ あさがお塗装が提案した最適解:通気工法+鋼板サイディング

富士見高原のような寒冷地では、 外壁材そのものに柔軟性があること、 そして壁内部の湿気を逃がす構造(通気層)」が絶対に必要です。

そのため私たちは、オーナー様へ以下の改修仕様を提案しました。

  • 外壁の全面撤去
  • 新規透湿防水シート張り
  • 胴縁で通気層25mm確保(通気工法)
  • 高耐久・凍害に強いガルバリウム鋼板サイディングへ全面張替え

仕上がりは新築のように美しく、 耐久性は30年以上を見込める施工です。


■ 【実録】外壁解体で分かった“寒冷地特有の劣化”と危険性

富士見高原リゾート別荘地の今回の案件では、外壁を実際に解体してみることで、 写真では分からなかった深刻な問題が次々に明らかになりました。

● ① 外断熱材の表面が水分を含んで腐食・脆弱化

外断熱(EPSボード)は本来軽くて断熱性能が高い素材ですが、 水分を吸うと膨張 → 硬化部分が割れる → 剥離を誘発 という弱点があります。

富士見高原のように
・冬の最低気温 -10℃~-15℃ ・凍結融解が1シーズンで100回以上 ・強風と乾燥
という環境では、外断熱の上に硬いジョリパットを塗ると劣化が加速。

実際、剥がした外壁内部は
“湿気が逃げられず、断熱材と塗り壁の間で蒸れている状態” でした。

● ② 通気層が無いため湿気が壁内に滞留

本来、寒冷地での外壁工事は「通気工法」が必須です。

  • 建物内部の湿気を外へ逃がす
  • 外壁材の裏側で空気が動き、乾燥状態を維持
  • 凍害・腐食を防止

しかし今回の別荘には通気層がゼロ
これは「剥離の最大原因」でもありました。

外壁内部を触ると、湿った冷気がこもり、 冬季に氷点下 → 霜が付く → 昼間に溶けて濡れる → 夜に再凍結 を繰り返した痕跡も確認できました。

● ③ ビス・釘回りの凍害で外壁の保持力ゼロ

ジョリパット壁を留めていたビス周りは、 凍害によってボロボロに崩れていました。

つまり、外壁材が下地に固定されていない状態。
少し引っ張るだけで外壁がごそっと剥がれ落ちるほど危険でした。

■ 【結論】この状態は「塗装で直せるレベルではない」

外壁トラブルでよく質問されるのが、

「この剥離、塗装で直せますか?」

ですが、このケースは完全に構造的な劣化。 どんな高級塗料を塗っても、下地が腐っていては意味がありません。

そのため、あさがお塗装ではオーナー様へ “外壁全面張替え”という唯一の正しい選択肢 をご提案しました。


■ 【施工開始】富士見高原に最適な外壁仕様とは?

寒冷地で外壁を選ぶ上で大切なのは、 以下の3つです。

  1. 凍害に強い素材であること
  2. 柔軟性があり、温度変化の動きに追従できること
  3. 通気工法で湿気が逃げる構造であること

この条件を満たすのが、今回採用した

ガルバリウム鋼板サイディング(通気工法)

です。

● ガルバリウム鋼板が寒冷地に最適な理由

  • 金属なので凍害の影響を受けない
  • 耐久年数が30〜40年と圧倒的に長い
  • 軽量で建物の負担が少ない
  • シーリング量が少なくメンテナンスがラク
  • 雪・雨に強く変形しにくい
  • 色褪せしにくく、高原の強い紫外線に耐える

富士見町・原村・小淵沢・茅野市の別荘地では、 近年「塗り壁 → 金属サイディングへの張替え」需要が急増しています。

● あさがお塗装が採用した“寒冷地専用”施工フロー

今回の改修では次の手順で施工しました。

  1. 既存ジョリパット外壁の全面撤去
  2. 劣化した外断熱の撤去(必要部分)
  3. 構造体の腐食チェック・補強
  4. 新規 透湿防水シート張り(高耐久タイプ)
  5. 胴縁を取り付けて外壁裏に25mmの通気層を確保
  6. ガルバリウム鋼板サイディングを張り込み
  7. 役物板金加工(入隅・出隅・窓周り)
  8. シーリング処理(高耐久オートンイクシード)
  9. 全体の仕上がり確認・清掃

この中で最も重要なのが「通気層の確保」です。 壁の裏側に空気の通り道ができることで、

  • 湿気がこもらない
  • 凍結融解に強くなる
  • カビ・腐れ・剥離の発生が激減

と、住宅寿命が大幅に伸びます。

■ 【ビフォーアフター】“別荘が新築以上の仕上がり”へ

施工後の別荘は、 元のジョリパットとは比べ物にならないほど高耐久で、 デザイン性も大幅に向上しました。

鋼板サイディングは近年デザインが非常に豊富で、 今回の別荘でも「石目調 × ホワイトグレー」の高級感ある仕上がりに。

オーナー様からは、

「新築の時よりキレイになった!」

という嬉しいお言葉もいただきました。


■ 次回 Part3(仕上げ〜別荘地で起きがちな外壁トラブル解説)

Part3では、さらに専門性の高い内容である

  • 富士見高原・原村・茅野市で多発する外壁トラブル
  • 塗り壁仕上げが寒冷地に向かない理由
  • 外断熱の弱点と正しい施工方法
  • 今回の鋼板サイディング仕上げのメリットを深掘り
  • MEO強化:富士見町(富士見高原)で外壁や屋根の相談が増える理由

■ 富士見高原・原村・茅野市で外壁トラブルが多発する理由

富士見高原リゾート別荘地、原村(八ヶ岳中央高原)、茅野市蓼科エリアは、 通称「高原地帯の三大寒冷地域」と呼ばれるほど、 外壁・屋根にとって非常に厳しい環境です。

この地域で外壁トラブルが多いのは、次の環境要因が重なるためです。

● ① 【凍結融解サイクルが極端に多い】

富士見町・原村は標高900〜1,300mの高地で、 冬季は1日の温度差が20℃以上になることも珍しくありません。

外壁に含んだ水分が、
夜に凍る → 昼に溶ける → 夜にまた凍る
という凍結融解サイクルを繰り返すことで、

  • 外壁材の膨張・収縮
  • 塗膜の割れ
  • ジョリパットの浮き
  • モルタルのひび割れ
  • 外壁剥離の発生

が劇的に進行します。

● ② 【湿気が抜けにくい山間の気候】

高原地帯は冬の冷気で空気が乾燥する一方で、 建物内部の生活湿気は逆に抜けにくく、

壁内結露 → 木材の腐食 → 外壁の剥離

という構造トラブルを引き起こします。

● ③ 【築20年以上の別荘の施工不良が多い】

実は、富士見高原リゾート別荘地では 「当時流行したが寒冷地に不向きな工法」が多数あります。

その代表格が、
外断熱材の上にジョリパット塗り
という工法です。

この工法は、温暖地域なら問題ありませんが、 富士見町・原村の寒冷地では剥離・崩落が起きやすい最悪の組み合わせです。


■ 塗り壁(ジョリパット)が寒冷地に不向きな理由を深掘り

● ① “柔軟性不足”でひび割れしやすい

ジョリパットは意匠性が高く人気の塗り壁材ですが、 硬くて寒暖差の動きに弱いという弱点があります。

特に富士見高原では、

  • 朝 -12℃
  • 昼 +4℃

という日もあり、外壁は1日に何度も収縮します。

● ② 水分を吸い込みやすい性質

ジョリパットは多孔質で水分を吸いやすく、 乾きにくい寒冷地では湿気を溜め込む危険性があります。

水を吸った外壁は重くなり、 釘・ビスで留めている部分が先に破断・欠損します。

● ③ 通気層が無いと確実に剥がれる

寒冷地で「直貼り工法」は絶対にNG。 今回の別荘もまさにこのパターンでした。

通気工法なら防げたはずの剥離も、 直貼り+外断熱+ジョリパットの組み合わせでは 10〜15年で限界を迎えます。


■ 今回の張替えで採用した鋼板サイディングのメリット

● ① 圧倒的な耐凍害性能

金属は水分を吸収しないため、 凍結融解ダメージを受けません。

● ② 通気層で壁内の湿気を逃がす

寒冷地で最重要の「通気層」。 これがあるだけで建物寿命は20年以上伸びます。

● ③ デザイン性の高さ

鋼板サイディングは レンガ調・石目調・木目調などバリエーションが豊富。

今回の別荘でも 石積み調のヨーロピアンデザイン × ホワイトグレー で新築以上の高級感を実現しました。

● ④ 施工後のメンテナンスが圧倒的にラク

  • シーリング量が少ない
  • 塗装の頻度が少ない(15〜20年)
  • 色褪せが非常にゆっくり

別荘オーナー様にとっては大きなメリットです。


■ 富士見高原リゾート別荘地で実際に多い相談トップ5

  1. 外壁がぶよぶよして浮いている
  2. ジョリパットが粉を吹く
  3. 外断熱のジョイント部分が裂ける
  4. 屋根の雪害で軒天が割れる
  5. 外壁内部でカビ・腐れが発生

この5つは毎年必ず相談をいただく “寒冷地別荘エリアの典型的トラブル”です。

あさがお塗装へは特に 富士見町、原村、茅野市蓼科、北杜市小淵沢エリア からのお問い合わせが急増しています。


■ 富士見高原・原村の別荘オーナー様へ

もし外壁や屋根に少しでも気になる症状があれば、 放置せず早めに相談することで 数百万円単位の修繕費用を回避できるケースが多くあります。

当社は、 諏訪地域密着・創業以来の高原別荘多数実績 を持ち、寒冷地専門の施工方法で対応しています。

● 現地調査無料(富士見町・原村・茅野市・諏訪6市町村)

・外壁が浮いている ・塗り壁が剥離してきた ・寒冷地に強い外壁に変えたい

そんな方は、下記からお気軽にご相談ください。

0120-21-3340(あさがお塗装)
諏訪市中洲4561-3 長野県知事許可(般-1)25821号

■ 【野生動物の被害】富士見高原で多発する“キツツキ被害”にも鋼板サイディングが最強

富士見高原リゾート別荘地・原村・茅野市蓼科エリアでは、 キツツキによる外壁食害の相談も非常に多く寄せられます。

ジョリパット・モルタル・窯業系サイディングは、 どれもキツツキがつつきやすい柔らかさがあり、 一度穴が開くと、そこから雨水侵入 → 凍害 → 腐食という 最悪の悪循環が始まります。

● キツツキ被害が起きやすい外壁の特徴

  • 柔らかい素材(ジョリパット・モルタル)
  • 外断熱で音が響きやすい構造
  • 通気層がなく、壁内で虫が繁殖しやすい
  • 木部が多く、臭いや音が外へ伝わりやすい

つまり今回のような 外断熱+ジョリパットの家は “キツツキにとって最高の標的” になりやすいのです。


■ 鋼板サイディングは「キツツキが不可」=最強の外壁材

今回の改修で採用したガルバリウム鋼板サイディングは、 金属(鉄)のため、キツツキのクチバシでは穴を開けられません。

野鳥専門家の調査でも、

「鋼板外壁はキツツキの物理的破壊は不可能」

と確認されています。

● 鋼板サイディングの“野生動物耐性”

  • キツツキによる穴あけ被害ゼロ
  • コウモリ・ムササビ侵入のリスク減少
  • アリ・シロアリの食害を受けない
  • 動物の糞尿による染み込みがない

富士見町・原村の別荘オーナー様にとって、 鋼板サイディングは「動物被害対策」としても最適解です。


■ 【重要】キツツキ被害・凍害・外壁剥離は“自然災害扱い”になることが多い

富士見町・茅野市・原村エリアでは、 外壁の剥離・膨れ・穴あきが 火災保険の自然災害補償の対象になることが非常に多いです。

● 火災保険で認められやすい症状

  • 強風による外壁の剥がれ
  • 凍害で外壁表面が崩れた
  • 豪雪による破損
  • キツツキ(鳥獣)による穴あき被害

特に富士見高原のような高原別荘地では、 鳥獣被害(キツツキ被害)が自然災害認定されるケースが多いため、 外壁張替え費用の大部分が保険でカバーされることもあります。

● あさがお塗装が保険サポートでできること

  • 破損状況の写真撮影
  • 被害状況報告書の作成
  • 保険会社への提出書類アドバイス
  • 火災保険に通りやすい見積作成

「保険をどう使えば良いか分からない…」 というオーナー様も安心してご相談ください。


■ 【完全まとめ】富士見高原の外壁剥離は“通気工法+鋼板サイディング”が正解

今回の富士見高原リゾート別荘地の案件は、 高原環境 × 外断熱 × 直貼り × ジョリパット という、剥離・凍害が最も起きやすい構造でした。

● 今回の工事の最終ポイント

  • 外壁の全面撤去で内部の腐食状況を確認
  • 透湿防水シートを新規張り
  • 通気層25mm確保で湿気を完全に逃がす
  • ガルバリウム鋼板で高耐久外壁に再生
  • キツツキ被害ゼロの構造へ改善
  • 火災保険適用の可能性も十分

施工後は新築以上の耐久性と美観を両立し、 30年以上安心して住める外壁に生まれ変わりました。


■ 富士見町・原村・茅野市の別荘オーナー様へ

別荘は日常的に見られないからこそ、 外壁劣化の発見が遅れがちです。

外壁の「浮き」「膨れ」「ひび」「剥がれ」 キツツキの「穴あき」 などがあれば、 すぐに専門業者に見てもらうことが重要。

あさがお塗装は 諏訪地域密着・高原別荘専門の改修実績多数 で、高原の気候に特化した施工技術を持っています。

0120-21-3340(あさがお塗装株式会社)
〒392-0015 長野県諏訪市中洲4561-3

富士見町・原村・茅野市・諏訪6市町村・北杜市周辺での 外壁張替え・キツツキ被害・凍害・通気工法のことは あさがお塗装にお任せください。