諏訪市湖岸通り|古民家の屋根塗装工事レポート
長野県諏訪市湖岸通りで、築年数の経った古民家の屋根塗装を行いました。
「趣は残したいが、錆と退色が進んで雨漏りも不安」──そんなご相談から始まった今回の工事。
本記事では高圧洗浄 → ケレン → 錆止め → 中塗り → 上塗りまでの全工程を写真付きで詳しく解説し、使用塗料ファインパーフェクトベストの特長、古民家を長く守るメンテナンス計画まで、実務目線でまとめました。
目次
諏訪市湖岸通りの気候と古民家が受ける影響
諏訪市湖岸通りは、諏訪湖の湿気と山間部特有の寒暖差が重なる地域。冬は氷点下、夏は強い紫外線、さらに湖面からの風やゲリラ豪雨も珍しくありません。
金属屋根(トタン・ガルバ)は温度変化で膨張収縮を繰り返し、留め付け部の緩みや塗膜の疲労が進みます。古民家では過去の塗膜や素地の状態が一様でないため、下地処理の質が仕上がり寿命を左右します。
施工前の劣化状況(現地調査)
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- 全面にチョーキング(塗膜粉化)
- 屋根面に点錆~面錆、重なり部の汚れ堆積
- 雨樋の歪みと一部勾配不良
- 破風板や木部の乾燥割れ
工事の流れ(5ステップ)
① 足場・養生
急勾配と下屋が複雑に絡む古民家は、落下物防止ネットと動線確保が要。通行・お隣様への配慮を最優先に、養生で窓や木部を保護しました。
② 高圧洗浄(旧塗膜・汚れ・苔の除去)
高圧水で汚れ・サビ粉を除去し、旧塗膜の脆弱層を落とします。この工程の精度=上塗りの密着・持ちに直結。軒先や重なり部も角度を変えて丁寧に洗浄しました。
③ ケレン(素地調整)
サビは3種ケレンを基本に、面状の浮きは電動工具で除去。金属面に微細な目を作り、錆止めが食いつく状態へ。重なり部の赤錆は放置厳禁、将来の膨れ防止に重点対応しました。
④ 錆止め(下塗り)
金属素地を酸素・水分から遮断する防錆プライマーを均一塗布。ピンホールが出やすい重なり部・留め付け周りは先行でダブル塗りし、将来の再錆を抑えます。
⑤ 中塗り・上塗り(仕上げ)
仕上げは日本ペイントファインパーフェクトベスト。色は景観となじむ濃色系で、古民家の木部とのコントラストが生きる設計。中塗りで膜厚・均一性を確保し、上塗りで艶と防汚を完成させました。
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使用塗料:ファインパーフェクトベストの強み
- 高耐候(ラジカル制御):紫外線劣化を抑え、色あせ・チョーキングを長期低減。
- 防汚・防藻:湖岸エリア特有の湿気環境でも美観をキープ。
- 優れた付着性:適切な下地処理と組み合わせ、金属屋根で真価を発揮。
- 艶・質感:古民家の意匠に合う落ち着いた光沢で重厚感を演出。
施工後の仕上がりと効果
施工前の「くすみ・点錆」は解消。雨水の滑水性が高まり、雨筋汚れも出にくい状態へ。屋根の熱ごもりが減り、室内環境の改善を実感いただけました。雨樋の補正で排水も安定し、雨漏りリスクの低減に直結しています。
古民家を守るメンテナンス計画
- 年1回の点検:強風・積雪後は特に推奨。
- 5~7年目で部分補修:留め付け部・重なり部の点検と局所タッチアップ。
- 10~12年目で再塗装検討:艶引け・色抜けの進行具合で最適時期を判断。
- 木部の再塗装:屋根とサイクルが異なるため個別に管理。
諏訪市周辺の屋根塗装相場と費用の考え方
相場は面積と劣化度で変動しますが、30~80万円が目安。古民家は下地処理の手間と足場が複雑なため、一般住宅より1~2割増になりやすい傾向です。
ただし、葺き替え・カバー工法に比べれば費用は大幅に抑えられ、資産価値維持の費用対効果が高いメンテナンスと言えます。
よくあるご質問(FAQ)
- Q. 工期はどのくらい?
- A. 足場~完工まで、30~40坪規模で7~10日程度(天候により前後)。
- Q. 施工中も生活できますか?
- A. 可能です。出入りの導線を確保し、騒音・塗料臭に配慮して工程を調整します。
- Q. どんな色が似合いますか?
- A. 古民家は濃色(黒・こげ茶・深緑)が木部と相性◎。カラー提案・シミュレーションも無料です。
- Q. 保証はありますか?
- A. メーカー保証+自社保証のW保証。仕様・劣化度に応じて期間をご提示します。
諏訪市で屋根塗装・古民家の保全なら、あさがお塗装へ
現地調査・お見積り・カラー提案は無料です。
お電話:0120-21-3340 / メール:route20@outlook.jp
住所:長野県諏訪市中洲4561-3